よく投資は怖いからやらない、という声を聞きます。またTVで老後2000万円問題が話題になります。皆さんは、自分の年金支給額の見通しを理解し、老後資金は十分だと考えていますか。たぶん不安だと思います。 まず、私たちの将来受け取る年金資産もGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)によってリスク資産にて運用されて、その結果3%強の運用成績を勝ち取っているのが現実です。 (※2022年までの収益額累計98.1兆円 収益率3.38%) <「72の法則」 と 「126の法則> これらは、いずれも元本が2倍になる法則のことで 一括投資した場合は 「年数」×「利率」=72 積立投資した場合は 「年数」×「利率」=126 年金資産のために3%で積立運用ができた場合 126÷3=42年で2倍になる計算です。 毎月1万円の積立が42年で504万円、3%の運用であれば 504万円の2倍1,080万円の資産ができます 毎月2万円、20歳から62歳まで、3%の運用で老後問題解決! <「持たざるリスク」という考え方> 運用がうまくいくかどうかの方法、つまり資産構成(ポートフォリオ)や 銘柄選び、運用スタンスについては、長くなるので今回は割愛します。 ~投資に関する考え方として~ 現金・預金で持っていれば、物価上昇分(インフレ進行)で目減りします 低金利の時代には、時間をかけてお金自身に稼いでもらうことが必要 42年積立投資をする人と、しない人では倍の資産格差ができる という貯蓄から投資への考え方の差がプロに相談するメリットです 貯蓄ができる時と、できない時、資金が必要な時の対応など、家計を見直 しながら将来へ備えていきましょう。 <方針を決めて「ほったらかし」がベスト> 投資には正しく言えば「不確実性」が存在し、上がりも下がりもします。 その不確実性の特性を受け止めて、しっかりと投資効果を享受してもらい たいと思います。まず大事なのが資産構成(ポートフォリオ)で、最終的に は換金のタイミングで損益が決まります。長い人生、途中で資金が必要な場 面もあります。自分の投資基本形を決め、その後は一喜一憂せず 「ほったらかし」です。 <定時定額購入=ドルコスト平均法とは> 長期積立投資の基本は、毎月一定金額を投資するという方法です。これは 「ドルコスト平均法」という手法で、結果的に値動きに振り回されず継続で きます。その理由は 価格が高い時には少なく購入し、安い時には多く購入するからです。 その結果平均購入単価が低く抑えられ、さらに利益の再投資も加わり効 果が出ていきます。 <一喜一憂しない心の持ち方> 前述の定時定額購入=ドルコスト平均法で、積立投資を「ほったらかし」 で運用します。相場が下がり評価損益がマイナスになっても慌てない、 なぜなら安い単価で多く購入する仕入れ時だからです。そういう相場 下落局面が多いほど、最終的な利益率は高くなるチャンスが生まれます。 最も重要なのは、資金が必要な時期から逆算して、評価損益が高い局面で 換金 → 現金化して利益を確定することです。 以上



