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<15>地政学的リスクを考える

  皆さん、新聞やテレビなどのニュースで「地政学的リスク」というワードを聞いたことはありませんか?政治・経済のニュースで時々出てきますが、ポイント解説したいと思います。
<地政学とは・・・>
  地理学と政治学を合成したものを地政学といいます。
<地政学的リスクとは・・・>
  特定地域が抱える政治的・軍事的・社会的な緊張の高まりが、地理的な位置関係によりその特定地域の経済、もしくは世界経済全体の先行きを不透明にするリスクを言います。
<地政学的リスクにあふれている>
  ホットなところで、ロシアのウクライナ侵攻、中国台湾問題、また、それらにも関係するグローバルサウス(新興国や途上国の総称)の存在感の状況、エネルギー価格高騰問題、北朝鮮の核開発・核実験とミサイル防衛、難民受け入れ問題、NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大対ロシア、レアアース・資源問題、グローバル化したサプライチェーン、輸出入規制問題、半導体(産業のコメ)不足問題、防衛装備品など、きりがありません。
<防衛力強化と予算問題>
  最近では軍事的緊張が高まる中で、防衛力強化と予算問題が議論されました。皆さんは防衛力強化についてどう考えますか?また予算確保についてはどうですか?それぞれのお考えがあると思います。
<憲法改正議論の前に考えよう>
  安倍元総理大臣のときから、憲法改正にも注目が集まっています。日本の憲法は一度も改正されてことがありません、最古の憲法などともいわれています。改正のハードルが高い憲法を「硬性憲法」といいますが、同じ硬性戦法でもアメリカが6回、ドイツは59回も改正されているそうです。日本は憲法9条が神格化されるあまり、憲法改正=悪いこと、というイメージを持っていませんか?時代・環境・諸外国の情勢・地政学的リスクの状況変化に対応できるよう、まずは憲法96条の発議条件(両議院の3分の2)含め、見直しの機運が高まることは良いことです。平事の時にこそ、考える必要があります。皆さんはご存じですか、憲法は国民ではなく「国家と権力者を律する」ものだからです。
                                                              以上
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